水着キャンペーンガールはこうして選ばれる!(産経新聞)
春にかけて本格化する水着商戦。この熱い商戦に花を添えるのが繊維メーカーのキャンペーンガールたちだ。しかし、キャンペーンガールがどのようにして選ばれるかはあまり知られていない。そこで、多くのモデルがあこがれるという東レの水着キャンペーンガールがどのように選ばれ、どういう活動を行うのかを探ってみた。
[フォト]参考に…花柄や鮮やかな水着が主流 09年新作ショー、銀座で
東レは昨年11月、今シーズンの水着キャンペーンガールに鈴木ちなみさん(20)を選んだ、と発表した。167センチのスラリとしたプロポーションと「ふわふわな短めの髪がチャームポイント」(本人談)で、ファッション誌『with』(講談社)の専属モデルとしても活躍している。
同社は例年、5月末ごろから翌年の水着シーズンに向けたキャンペーンガールの選考準備を始めるという。まずは、水着素材販売のキャンペーンテーマを決定する。平成22年シーズンは『Healing Heart(心の癒し)』に設定。「心の平穏と自然の癒やしとのつながり」をコンセプトに、自然でしっとりと女性らしいスタイルの提案を打ち出した。キャンペーンガールの選考は、このテーマのイメージに合う女性かどうかも大きなポイントになる。
募集について一般公募は一切行っていない。同社が各モデルプロダクションへ案内し、応募を受け付ける形だ。応募資格は16歳以上23歳以下で、身長や国籍は問わない。ただ、過去3年以内に競合メーカーでの業務実績がないことが条件となる。
求める人柄は年齢相応の知性、教養を備え、品行方正であること。今回は98のプロダクションから208人の応募があった。
具体的な選考スケジュールは、6月下旬〜7月上旬にかけて書類審査と第一次オーディションを実施。7月中に第2次オーディション、最終選考を行う。
選考は水着用テキスタイルの販売部署や水着素材販売子会社の関係者、広報室・宣伝室の担当者などで構成する『水着分科会』が担当。社長を含め関係役員は選考には加わらず、報告を受けるだけという。
今回はテーマのイメージに合っているかどうかのほか、スタイルの美しさ、トレンド(流行)に対する意識の高さ、明るさ、将来性、話題性などが選考ポイントとなった。
今シーズンの“東レの顔”に鈴木さんを選んだ理由については「Healing Heartのイメージに合致している」(担当者)としており、やはりキャンペーンテーマを最重視した選考となったようだ。
活動期間は1年間(21年10月〜22年9月)。契約期間中、同社と競合する事業・商品関連の仕事はできないが、雑誌のモデルなどは問題ない。
キャンペーンガールに選ばれると、静岡県三島市にある同社総合研修センターで1日研修が行われる。センター内の企業文化フロア(同社の歴史や製品などの展示ゾーン)の見学および企業概要に関するレクチャーを受ける。
キャンペーンガールとしての活動は、実働で年間約30日。水着販促のためのキャンペーン以外に、社内イベント(本社や各工場での夏祭りなど)へのゲスト出演で、同社社員とふれあう機会もある。
「東レの水着の良さをもっと多くの方に知っていただけるよう、元気いっぱい活動したいです」と鈴木さんは声を弾ませる。
景気低迷や悪天候などの影響で、同社の21年シーズンの売り上げは前シーズン対比93%減の826万枚と落ち込んだ。22年シーズンも苦戦が予想されている。同社は、鈴木さんを前面に打ち出したプロモーションを積極展開し、巻き返しを図りたい考えだ。(香西広豊)
【関連記事】
・ 東レキャンペーンガール 2010年はモデルの鈴木ちなみさん
・ サッポロビール19代目イメージガールに女優の中村果生莉さん
・ 宮田&源崎、キャンギャル“卒業”ステージ
・ 花柄や鮮やかな水着が主流 09年新作ショー、銀座で
・ 「冷製SAPPORO」美優紀が太鼓判
・ 交通事故 米子自動車道で正面衝突…3人死亡、4人重傷(毎日新聞)
・ <地震>大阪・高槻で震度3=午前7時34分ごろ(毎日新聞)
・ ユキヒョウ 世界最高齢、パトラ死ぬ…名古屋・東山動物園(毎日新聞)
・ JR山手線、全車両4ドアに…ホームドア設置で(読売新聞)
・ 【Web】ネット署名 社会に届け(産経新聞)
[フォト]参考に…花柄や鮮やかな水着が主流 09年新作ショー、銀座で
東レは昨年11月、今シーズンの水着キャンペーンガールに鈴木ちなみさん(20)を選んだ、と発表した。167センチのスラリとしたプロポーションと「ふわふわな短めの髪がチャームポイント」(本人談)で、ファッション誌『with』(講談社)の専属モデルとしても活躍している。
同社は例年、5月末ごろから翌年の水着シーズンに向けたキャンペーンガールの選考準備を始めるという。まずは、水着素材販売のキャンペーンテーマを決定する。平成22年シーズンは『Healing Heart(心の癒し)』に設定。「心の平穏と自然の癒やしとのつながり」をコンセプトに、自然でしっとりと女性らしいスタイルの提案を打ち出した。キャンペーンガールの選考は、このテーマのイメージに合う女性かどうかも大きなポイントになる。
募集について一般公募は一切行っていない。同社が各モデルプロダクションへ案内し、応募を受け付ける形だ。応募資格は16歳以上23歳以下で、身長や国籍は問わない。ただ、過去3年以内に競合メーカーでの業務実績がないことが条件となる。
求める人柄は年齢相応の知性、教養を備え、品行方正であること。今回は98のプロダクションから208人の応募があった。
具体的な選考スケジュールは、6月下旬〜7月上旬にかけて書類審査と第一次オーディションを実施。7月中に第2次オーディション、最終選考を行う。
選考は水着用テキスタイルの販売部署や水着素材販売子会社の関係者、広報室・宣伝室の担当者などで構成する『水着分科会』が担当。社長を含め関係役員は選考には加わらず、報告を受けるだけという。
今回はテーマのイメージに合っているかどうかのほか、スタイルの美しさ、トレンド(流行)に対する意識の高さ、明るさ、将来性、話題性などが選考ポイントとなった。
今シーズンの“東レの顔”に鈴木さんを選んだ理由については「Healing Heartのイメージに合致している」(担当者)としており、やはりキャンペーンテーマを最重視した選考となったようだ。
活動期間は1年間(21年10月〜22年9月)。契約期間中、同社と競合する事業・商品関連の仕事はできないが、雑誌のモデルなどは問題ない。
キャンペーンガールに選ばれると、静岡県三島市にある同社総合研修センターで1日研修が行われる。センター内の企業文化フロア(同社の歴史や製品などの展示ゾーン)の見学および企業概要に関するレクチャーを受ける。
キャンペーンガールとしての活動は、実働で年間約30日。水着販促のためのキャンペーン以外に、社内イベント(本社や各工場での夏祭りなど)へのゲスト出演で、同社社員とふれあう機会もある。
「東レの水着の良さをもっと多くの方に知っていただけるよう、元気いっぱい活動したいです」と鈴木さんは声を弾ませる。
景気低迷や悪天候などの影響で、同社の21年シーズンの売り上げは前シーズン対比93%減の826万枚と落ち込んだ。22年シーズンも苦戦が予想されている。同社は、鈴木さんを前面に打ち出したプロモーションを積極展開し、巻き返しを図りたい考えだ。(香西広豊)
【関連記事】
・ 東レキャンペーンガール 2010年はモデルの鈴木ちなみさん
・ サッポロビール19代目イメージガールに女優の中村果生莉さん
・ 宮田&源崎、キャンギャル“卒業”ステージ
・ 花柄や鮮やかな水着が主流 09年新作ショー、銀座で
・ 「冷製SAPPORO」美優紀が太鼓判
・ 交通事故 米子自動車道で正面衝突…3人死亡、4人重傷(毎日新聞)
・ <地震>大阪・高槻で震度3=午前7時34分ごろ(毎日新聞)
・ ユキヒョウ 世界最高齢、パトラ死ぬ…名古屋・東山動物園(毎日新聞)
・ JR山手線、全車両4ドアに…ホームドア設置で(読売新聞)
・ 【Web】ネット署名 社会に届け(産経新聞)